社会人1年目『NY』の日常

日常から思うことを経験に基づきながら発信

人に対するものの頼み方

 最近、佐々木圭一さんの「伝え方が9割」という本を読んでいる。この本を読んでいると、最近の会社でのある場面と、著書で読んだ部分が合致する場面が少なくない。

 

 

例えば、「人に対するものの頼み方」

 

 

 僕は新入社員なので、先輩のサポートに回ることが多い。事務処理や納品など。場合によっては、退勤1時間前に「今からこの作業やったら定時までに終わらないじゃん」ていうような作業をブチ込んでくる。「これがサラリーマンだよ!」と思う人もいるかもしれないが、新卒の僕にとっては、その当然のことがどうにもまだ受け入れられない。そんなことで「人の時間を奪うな」としか思えない。

 

 

話がそれたが、ここで、「伝え方が9割」の登場だ。

 

 

 著書に、「あなた限定」という人に依頼するときに役立つポイントが書かれていた。「人はもともとあなた限定に弱い」(P.78)と著者は言っている。「あなたにしかできないんだ!」「あなたに是非来てもらいたい!」などなど。お願いする側は、何気なく、当たり前のように頼むことが多い。僕もそのうちの1人だ。だが、頼まれる側からすれば、「なんでやらないといけないんだよ」「それくらい自分でできるんじゃないの?」などなど不快感を覚えながら、引き受けてしまう。最近の会社での僕は、そんな感じだ。こんなくだらないことでイライラしている。急に「必要な書類を揃えてほしい」「ものを引き取りに行ってほしい」とか。拒もうとしても、相手も引き下がらないので、自分が折れて、嫌々引き受けてしまう。

 

 

依頼する側は、依頼を引き受ける側のメリットを頭の中で想像して、それに合致することを依頼することに付け足す。それが、「あなた限定」の中身のようだ。「やってくれ」「あなたにやってほしい」言われ方で、依頼される側の気持ちは変わるはず。

 

 

「急ぎで悪いんだけど、〇〇にやってほしいことがあるんだ。まだ入社したばっかりだからやったことがないかもしれないけど、今やっとけば、今後に必ず生きることだから、やってほしいんだよね・・・!」いちいち期待することではないが、ただ「やってもらっていい?」よりは、快く引き受けることができる。