社会人1年目『NY』の日常

日常から思うことを経験に基づきながら発信

工事現場のガードマンから見えること

 塗料の商社で営業採用の社会人一年目NYです。

 

 最近配達同行をやるようになった。僕の会社は、運送会社と提携して専属のドライバーが居る。営業をやる上で納品をやることがあるので配達に慣れることや普段のドライバーの配達を見て配達側の人間の思うこと考えることを感じるためだ。配達同行を1週間だけやることになった。その同行で学んだことがある。

 

「良い現場はガードマンを見ればわかる」

 

 ここでいう「良い現場」とは、ざっくり言うと「現場の職人と番頭、元請けの連携がうまくい取れている」こと。つまり、判断基準は、現場のガードマンを見ればいいということだ。「良い現場が何だよ」と思うことかもしれない。ただ、僕自身「こんな見方があるのか」と初めての見解であったのでまとめさせてもらうことにした。

 

 その理由は、ガードマンの対応が良ければ、現場内での職人や番頭など関係者間で連携が取れているからだという。これはあくまで、ドライバーの足繁く現場に納品してきた経験則に基づくイメージ的な話だ。わかりやすい話だが、番頭や職人からのガードマンへの対応が悪いと、ガードマンもストレスが溜まる。他の対応でストレスが表に出るわけだ。今回の納品する現場でのドライバーさんは、現場入口の近くで「お疲れさまです!」といって、誘導してくれた。表情も明るく、接しやすい印象であった。この現場に通い慣れているドライバーと雑談を交わし、良好な雰囲気と見れた。荷台から商品を下ろす際も、職人が一緒に手伝ってくれた。だから、ドライバーは「ここの現場はうまく回っている、連携が取れている」と言っていた。ドライバー歴8年目の方が言うのだからそれなりに信憑性があるとみた。

 

 街中を歩いていると、足場を組んだ現場を見る機会があるだろう。ただ「なんか工事してるねー」と思うくらいで、ガードマンのことなんか気にしていないかもしれない。だが、この記事を読んでもし覚えていたら、現場のガードマンに目をやってもいいかもしれない。なんといっても、私達が普段見る高層ビルや商業施設などすべての建物の建設は、ガードマンが関わっていて、現場内での多くの人の協力があったからこそ完成したものだから。